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トキムスビ日記

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沖縄在住LIFE ARTIST 小嶋さちほのブログ

13人のグランマと台風13号☆奄美にて

私が入った22日。被害は、局地的な感じで、会場の奄美パークのあたりは、テレビの報道とは、まったく違って
普通だった。祈りのために、場所が用意されているようなかんじだった。

22日のオープニングの日、グランマが来ないという、公式発表。

大雨の被害もあり、みんなの気持ちも大雨に。。。

大雨のなか、船ですでに到着している人たち。。。何年もにわたって、準備してきた人たち、

海外からもきているし、現地のスタッフは、雨の中ティピをたてている。

そのなかから、すでにエネルギーは集まっている、ということで

みんなでMeetingして、翌日のプログラム、火の儀式の段取りをきめる。

この状況から、みんなで一から創造してしていく。

私と一緒に奄美入りしていた、沖縄の女性裁判官、稲葉先生、赤湾の世直しの名護先生も

いたので、基調講演をしていただき、私の音楽など。。

もちろん火入れの儀式も。。。赤穂の普門寺から聖なる火もとどいている。

霧島にいらっしゃる普門寺の恵祐先生に火の儀式の段取りを電話で指導してもらう。

この状況だからこそ、供養も含め、祈りの儀式が必要だ。

23日になると、鶴寿賀師匠も奄美入りしてくださり、奄美、沖縄の神人も来てくださることになり、講演、祈り、音、舞いがそろった。

朝の祈りからはじまり、最初のプログラム、稲葉先生の講演はすごかった。

テーマは、<薬草と霊性>。植物とのコミュニケーションの話から、大麻やアヤワスカなどの向精神性植物の無害性を調査、発表。まさに植物と霊性について、タブーとされてきた
岩戸がひらいたかんじでした!
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午後は、火入れの儀式も素晴らしい祈りとなり

雨もそれほどつよくない。

朝には、虹もでたという。

その後、鶴師匠のアマミマイ、縄文の女、そして私の音楽で

最後は、みんなで波おどったり、みるく節で。みんな笑顔で、おどってひじょうに

めでたく、スタートできた!

ずぶぬれから、立ち上げたこの祈りの輪、最後は、バンザイ!で締めくくれた。

雨もやんで、満月も

そして、翌日24日は、聖なる立神岩にて、奄美、沖縄の神人とともに

みんなで奄美の神々に感謝。 世界の平安を祈る。



聖なる火は、みんなが交代で守り続けている。

すべてのことに、深い意味があり、気づきがある。

グランマたちが引き起こしたこの大きな恩寵に心から感謝

そして

25日、奄美に霧島からグランマの火が届いた。

キーパーから渡されたその白いビンを両手に抱くように持つと

ほんわりと暖かい。

その暖かさは、まるで地球のハートのようで、

持っているだけで、涙がこぼれた。

なにか、理由があって、霧島と奄美、ふたつに別れた火が、今ひとつに

合わさる時がきた。

火のキーパー達は、夜中もお家に帰らず、ずっと火のそばで守り続けている。

21日、びしょびしょになりながら、水のたまっていたファイヤープレイスから

水をかき出していた。そこに、美しい火が今は燃えている。

そして、キーパー達によって、霧島の火が合わされる。

灰をいれると、まるでハリーポッターの映画みたいに

火の上の空気がスパイラルに回り出した。

空気が灰を巻き上げ、粒子がスパイラルに回転しながら

上昇してゆくのをはっきりとみることができた。

まるで魔法!



分離していたものが、ひとつに。。。。
この火が教えてくれたことは深い。

琉球弧と薩摩、琉球王国と奄美。
飛行機でたった45分の、鹿児島と奄美の間に
みえない壁があり、
なぜかグランマは、そこを渡る事はなかった。

グランマたちが、奄美にこなかったことで
グランマ達の話を直接きくことはできなかったが、
奄美の人たちは、その教えをいきなり実践することになった。
この大変な非常時に、祈る、ことへの信頼を試された。
もちろん、被災地へのおにぎりの差し入れや、マッサージボランティア、
物理的サポートも出来る限り、やっていた。

このことは、とうとい宝の種となって
奄美の地に深くつながった。

26日、飛行機に乗る前に、最後の祈りにティピにいき
聖なる火に音魂をささげる。シヴァ、不動明王。。奄美の神々。。。
するとまた、どこからともなくスパイラルの風がおこり
ティピの上へと上昇していった。
by tokimusubi1226 | 2010-10-27 20:31

by tokimusubi1226